私達はよくこんな歌を歌ったものだ。
「主は悲しみを喜びに変えてくれる
愛によって恐れを追い出し
陽光によって影を追い払い
灰から美しさを生まれさせる!」
優しい心は、苦難を通して生まれてくる。美しい炎は、灰なしには生まれてこない。何かが灰にならなければならないのだ!
苦しみがあってこそ、祝福がもたらされ、灰があってこそ、美しさが生まれる! ヘブル12章11節は、この事を適格に言い表している。「すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。」
賛美は信仰の声である!
巨大な手がハチの巣を握りつぶすと、そこからハチミツが出て来るのと同じだ! モーセが岩を叩いた時も、岩は傷ついたが、そこから水がわき出した!(出エジプト17章1-7節を参照)
美しい花が押しつぶされると、そこから香水が出来る! また小鳥の喉から絞り出される鳴き声も、喉が痛むかのようだが、美しい歌となる。「実に、被造物全体が、今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けている…」(ローマ8章22節) 小鳥の歌は悲しげであっても、とても耳に快い。そのうめき声は不平ではなく、神への賛美と感謝の歌であり、悲しくも美しい歌なのだ! 偉大な詩人がかつてこう言った。「最も甘美な歌は、最も悲しい思いを語る歌である!」 石のような心は、砕かれて初めて、人の心を潤す水を流れ出させる!
(祈り:)主よ、あなたによって砕かれ、傷つけられ、打たれる事に私達が抵抗しないよう助けて下さい。どんなに悲しくとも、美しい歌を消してしまわず、悲しんでいてもあなたに感謝出来ますように。あなたの御手(みて)によって、打たれ、つぶされ、圧搾され、霊の内に苦しむのをいとわないよう助けて下さい。そこからあなたの優しさや芳香、美しさや歌、そして新たな力を与えてくれる、あなたの水がわき出ます。時々、敗北と見えるものから、あなたは最も大いなる勝利をもたらされます!
暗闇にいたことがないなら、光があるのを感謝することはない! 病気になったことがないなら、健康に感謝することもない! 悲しみを知らないなら、喜びに感謝することもない! 悪魔の情け容赦ない裁きを経験しない限り、神の憐れみに感謝することは出来ないのだ。
「神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。」(2コリント1章4節)
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イエス様、あなたが神の御子(みこ)で、私のために死んで下さったと信じます。今、私のすべての間違いや罪をゆるして下さい。心の扉を開けて、あなたをお招きします。永遠の命を与えて下さい。イエス様、心に入って、私があなたの言葉である聖書を読み、あなたのために生きるのを助けて下さい。また他の人もあなたを知ることができるように、私があなたのことを話すのを助けて下さい。イエスの御名(みな)によって祈ります。アーメン。