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光を輝かせよう
リリア・ポッターズ

このクリスマス・シーズン、私たちの世界は痛みでうめき声を上げています。今年はたくさんのものが失われ、悲惨なことが起きてきたからです。多くの生活が破綻し、多くの夢が打ち砕かれました。

そんな中にあって、世界中の人が目にする必要のあるもの、それは、彼らの人生を照らすために、あの最初のクリスマスの日(イエス・キリストの誕生の日)に天から下ってきた愛の光です。

この光について、預言者イザヤはこう書いています。

「暗やみの中に歩んでいた民は大いなる光を見た。暗黒の地に住んでいた人々の上に光が照った。」(イザヤ 9:2)

今日では、暗やみがさらに深まり、この光は遮られて見えなくなっているように思えるとしても、暗やみが光に打ち勝つことはありません。照明のスイッチを入れるか、ろうそくに火をつけるだけで、暗やみは部屋から追い払われます。

人生もそれと同じです。私たちは、まずイエスの光と愛で心を照らしていただき、次にその輝きで周りの人を照らし、親切と気づかいを示すことができます。

イエスの愛は、苦しみと悲惨さを味わい、多くを失ってきた世界の至るところで明るく輝き、将来の希望と明るい見込みを与えます。

小さな親切をしたところで、何の役にも立たず、誰にも気づかれないし、意味がないと思えるかもしれません。でも、驚くことに、たった1本のろうそくでさえ、闇が深い時には1マイル離れたところからでも見えるのです。

こんな話があります。ある男の人が海辺を歩きながら、打ち上げられたヒトデを拾っては、海に戻していました。通りすがりの人が不思議に思って、こう尋ねました。

「どうしてそんなことをしているんですか。この海岸にはヒトデが何百もいるんだから、そんなことをしたって、何の意味もないでしょう。」

男の人はかがんで、またヒトデを拾い、海に投げ入れながら、こう答えました。

「あのヒトデにとっては、意味がありましたよ。」

あなたも、誰かの人生を変えるような、意味あることができます。自分を通して神の愛を輝かせ、それによって誰かの人生に触れたなら、その人は励まされ、新しい年に向けて希望を取り戻すかもしれません。

ヒトデの話と同じで、私たちはすべての人に助けの手を差し伸べられるわけではありませんが、何人かの人生に触れることができたなら、それがその人にとって意味あることとなります。

そして、それで終わりではありません。なぜなら、その人も、また別の人の人生を変えるような、意味あることをするようになるかもしれないのです。

それはたしかに起こり得るし、私たちは今すぐにそれを起こし始めることができます。次の祈りを、私たちのクリスマスのための祈りとしましょう。

「イエス様、私たちの心をクリスマスの光と愛で満たしてください。そして、私たちを、あなたの愛と希望でまわりを照らす光としてください。アーメン。」

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